首イボについての治療方法について、インターネットで検索すると、
これまで当ブログでご紹介したものに加え、
「オロナイン」「イソジン」「消しゴム」
といったキーワードが目につきます。
これらはすべて身近なものであり、もし本当に効果があるなら、とても魅力的な方法です。
ですので今回は、「オロナイン」「イソジン」「消しゴム」は本当に効くのかを検証してみたいと思います。
1.オロナインについて
どこの家庭にも1つはあると言っても過言ではない、日本ではおなじみのオロナイン。
肌の様々な疾患に効果があり、今ではオロナインをパックとして使うことで毛穴の汚れまで取れると話題になっています。
結論から申しますと、オロナインはイボには全く効果がありません。
オロナインの説明書の効能の欄には、様々な皮膚疾患の名前が書いてありますが、そのなかにイボは見当たりません。これは、オロナインにはイボに効果がある成分が入っていないということを表しています。
オロナインで治療を始めようとしている方は、別のイボ用の塗り薬を使うようにしましょう。
2.イソジンについて
こちらも使ったことがないという人はいないでしょう。おなじみのイソジンです。
イソジンと聞くと、たいていの方がこちらの「うがい薬」の方を想像するかと思いますが、イボに効くとされるイソジンはこちらではなく・・・
「イソジン軟膏」というものです。
こちらは確かにイボに効果がありますが、有効なのは「ウィルス性イボ」だけです。老人性イボに効果はありません。
イソジンの殺菌効果で、イボのウィルスを殺すことによりイボが治るというものなので、ウィルスに感染していない老人性イボには効果がありません。ウィルス性イボにお悩みの方であれば、試してみる価値はあるでしょう。特に、水いぼには効果が高いようです。
3.消しゴムについて
「イボ治療に消しゴムを使う」というと、イボを消しゴムでこすって消してしまうのか?!とびっくりしてしまいますが、そうではありません。
消しゴムをイボよりも少し大きめに切って、絆創膏でイボに押し付けるようにして貼り付けておくという方法です。
消しゴムでイボを圧迫することにより、血を巡らせないようにしてウィルスを殺し、イボを除去するというものです。こちらもウィルス性イボに対応した民間療法です。
試した人の中には、効果があったという人もいる反面、痛みや痒みに悩まされた人、イボが増大、増悪してしまった人もいます。
医学的には根拠のない方法ですので、行う場合は自己責任で・・・という少し怖い方法です。首は目立ちますので、あまり危険な方法には手を出さないことをおすすめします。
「オロナイン」「イソジン」「消しゴム」について検証致しました。
首イボに多い「老人性イボ」にはこの3つとも効果がありません。
首イボにお悩みの方は、老人性イボ専用のコスメ等がありますので、そちらでケアしていくことをおすすめします。当ブログでも様々な方法をご紹介していますので、ご覧になってみてください。
以上、「イボに効く?オロナイン・イソジン・消しゴム」について解説させて頂きました。