首イボ対策の初めの一歩として、「イボ」について詳しく知りましょう。
イボとは、表皮の一部が増殖して盛り上がり、角質が肥厚して表面が粗くなったものであり、専門用語では「疣贅(ゆうぜい)」と呼ばれています。(※本ブログ内では一般的な呼称である「イボ」と表記します。)
イボには、様々な見た目をしたものがありますが、大きく分けると2種類に分類され、ます。
それは、
1.ウィルスに感染していないイボ
2.ウィルスに感染しているイボ
この2種類です。
まずは、「ウイルスに感染していないイボ」からご説明します。
ウイルスが原因でないイボは「老人性イボ」と呼ばれる、加齢によってできるもののみです。
1.老人性イボ ~首イボに最も多い、加齢とともに増加するイボ~
肌の老化によってできるイボです。全身どこにでもできるのが特徴ですが、 紫外線によるダメージを受けやすい顔、首、手の甲、肩、腕などや、摩擦によるダメージを受けやすい脇、胸、横っ腹などに特にできやすいとされています。イボの色は、濃い肌色や黒色など様々であり、大きさも形も様々です。この種のイボは、ウィルスによるものではないので、感染する心配はありません。
※老人性イボについてのさらなる詳細は、
【老人性イボ】について、もっと詳しく解説! - 首イボの速攻治療WIKI 【2017年最新情報】にてご確認くださいませ。
つぎに、ウィルスに感染したことによってできるイボについてご説明いたします。
イボの原因となるウィルスはなんと150種類以上あるともいわれていて、皮膚の傷を介して感染します。できる場所やイボの形、感染したウィルスなどにより、種類が分けられています。ウィルス性のイボは、身体中に広がってしまったり、他人にうつしてしまう危険がありますので、注意が必要です。
2.尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい) ~感染によってできる、一般的なイボ~
ヒト乳頭腫ウイルス(ヒトパピローマウイルス)の感染によりできるイボです。
手足の関節など、ケガをすることが多い部位にできやすい傾向あります。硬く突起していて、円形のものが多いのが特徴です。発生当初は半透明で皮膚の盛り上がりのように見えますが、徐々に大きく硬くなり、表面がざらつくようになります。このイボは、傷口等から他人に移してしまう危険があるので注意が必要です。
3.水イボ(伝染性軟属腫) ~伝染しやすい、やわらかいイボ~
他のものとは違い、柔らかいイボです。ウィルスに接触感染することで羅患するといわれていますが、詳しい感染経路は解明されていません。水イボは、単独で出現することはなく、わき、ひじ、ひざ、胸など、身体の広範囲に多発します。主にプールなどで感染するため、幼児期にかかることが多いとされています。ウィルスへの免疫がつくことで治りますが、完全治癒までの時間は人それぞれです。伝染しやすいので、感染したと思ったらすぐに専門医にかかり治療を始めてください。
4.扁平イボ ~青年期にできやすい、ニキビと間違えやすいイボ~
10代以降、主に顔面にできるイボです。主に青年期に、顔面や手の甲に出現します。2~3ミリの平らなイボなので、ニキビと間違えられているケースが多くあります。体格の成長とともに自然治癒することがほとんどですが、触ってしまうとどんどん広がり悪化してしまったり、治ってもシミとなって残ってしまう場合もあるので、適切な治療を受けることをおすすめします。
このように、イボにはウィルス非感染のもの、感染しているもの、この2種類が存在しています。あなたのイボに当てはまるものはありましたか?
そして、最も注意しなくてはならないのは、「イボだと思っていたらイボではなかった」という場合です。老人性イボは皮膚ガンの初期段階と良く似ている場合がありますので、少しでも心配な方は皮膚科で診察を受けてください。
5.皮膚がん ~イボではないので当てはまったらすぐ病院へ~
イボだと思っていたものが、急激に大きくなったり、色が均一でなくなったり、形が歪んできたりした場合は、癌である可能性がありますので、すぐに病院で検査をしてください。皮膚がんの中には、発生当初の状態が、老人性イボなどと良く似ているものもあるので、注意が必要です。
<次のような症状がある場合はすぐに病院へ>
・イボが急激に大きくなる
・イボぼ形がいびつになる
・色が急激に濃くなる
・イボから出血している
・直径が7mm以上ある
いろいろなイボをご紹介致しました。伝染する可能性のあるものや、早期の治療が必要になるものもありますので、適切な処置をしてください。
以上、「あなたの首のイボの正体は?首にできるイボの種類」について解説させて頂きました。