さて、前記事では、老人性イボの原因とメカニズムについて解説させて頂きました。
これに対して、どのように対策をしていくかが重要です。
老人性イボは、放置しておけば加齢とともにどんどん増えていきます。
でき始めは、自分は気になっても他人にはわからない程度かもしれませんが、悪化してしまうとかなり目立ちます。
今あるイボを悪化させないために、できることから始めましょう。
まずは、気軽にできる「紫外線対策」からです。
前記事でも解説致しました通り、老人性イボの原因はメラニンの蓄積ですので、紫外線は徹底的にカットしていかなければなりません。
以下、老人性イボにお悩みの方へおすすめの紫外線対策グッズです。
まずは外からの紫外線から徹底的に肌を守ってください。
１．帽子
首までしっかり紫外線からガードするために、できるだけつばの広いものを選んでください。いわゆる「女優帽」などがおすすめです。
首の後ろまでつばがある、紫外線防止を最優先としたものもあります。
２．サングラス
実は、目から入る紫外線も、肌にダメージを与えてしまいます。日差しの強い日や、長時間の外出時にはつけることをおすすめします。
３．日傘
より広範囲に紫外線をカットできるのでこちらははずせないアイテムです。「帽子やサングラスは、ファッションに合わないのでつけたくない・・・」という時も日傘なら問題ありませんので、より取り入れやすいところも魅力です。
４．ネックカバー
より厳重に首回りを守りたいという人には、UVカット用のネックカバーがおすすめです。夏は、首回りを露出することが多いので、外を歩くときだけでもネックカバーをつけると良いでしょう。ひんやりする素材を使っているものもありますので、夏でも安心です。
５．ハイネックインナー
夏用のハイネックのインナーを着る方法もあります。紫外線防止用のインナーは、夏でも着られる素材を使っているものが多いので、暑くはありません。スポーツ用品のメーカーや、ネット通販などで買うことができます。
このように、さまざまな紫外線対策グッズがありますので、ご自身に合った方法で対策してください。
日差しを強く感じる、夏の屋外だけではなく、紫外線はあらゆる季節、場所に存在します。対策は夏だけという方は注意が必要です。また、油断してしまいがちなのが、車の運転中です。車内での紫外線対策も忘れずに行ってください。UVフィルムを貼っていない車に乗るときは、窓にタオルを挟むなどの対策も有効です。
紫外線は、イボだけではなく、シミなど他の肌トラブルの原因にもなります。ノーガードで紫外線を浴びることは避けましょう。
イボ以外の紫外線による健康被害については、次の資料をご参照ください。
http://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_pdf/02.pdf
(環境省：「紫外線のによる健康被害」)
以上、「外からの首対策！～紫外線カット編～」について解説させて頂きました。
