首イボを治す方法には本当に様々なものがあります。
これまでは、医学的に証明されている安全な治療や対処について解説して参りました。
しかし、「イボに効く!」とされている方法はそのほかにも、いろいろなものがあります。
危険なものもありますので、もしこれらの治療(?)に挑戦する場合は、自己責任で行うようにしてください。
1.自分でハサミや爪切りで切る
首イボを自分でハサミや爪切りで切ってしまう方は意外と多くいるようですが、とても危険です。皮膚科でもハサミで切る治療がありますが、その場合は衛生面もしっかりしていますし、使うハサミは医療用のものです。自宅のハサミや爪切りでは衛生的な問題があり、化膿してしまう恐れがあります。また、痛みや出血も多くなる可能性があるので、とても怖いです。素直に皮膚科へ行きましょう。
2.ダクトテープで取る
ダクトテープとは、工事現場などで使われる、とても粘着力の高い(ガムテープよりずっと強い)テープです。このテープをイボの上から貼り、なんと1ヶ月~3ヶ月程度も貼り続ける、というのが、ダクトテープを使ったイボ取りの方法です。「閉鎖治療」とも呼ばれるほどポピュラーなものです。効果はそれなりに認められてきているようです。しかし、必ずイボがとれる保証はありませんし、首に3ヶ月もテープを貼り続けるというのは現実的ではない気もします・・・
3.イボ取り地蔵
イボの治療法がこんなにも多い理由は、イボはとても治りずらい皮膚疾患であるからです。その中で、古来より「信念」によりイボを治すという言い伝えがあるようで、全国の様々な場所に「いぼとり地蔵」なるものが存在しています。お参りのしかたは、お地蔵様にイボを擦り付ける、お地蔵様をなでながらイボ完治のお願いをする・・・などなどそれぞれ違うようです。気になる方は、「いぼとり地蔵」で検索すると、お近くのお地蔵様が見つかるかもしれません。
4.食品を使った方法いろいろ
食品を使った方法は本当にたくさんありますので、こちらに列挙します。
・なすのへたを擦り付ける
・バナナの皮の内側で毎日こする
・レモンまたはライムの皮を、絆創膏で張り付ける(毎日新しい物に変える)
・バジルの葉を絆創膏で張り付ける(毎日新しい物に変える)
・すりおろしたにんじんをオリーブオイルと混ぜて塗る
・パイナップルジュースに浸す
など
それぞれが未検証であり、効果があるかはわかりません。身近な食品で行えるので、気軽に試すことができますが、あくまで自己責任でお願いします。
これらは、医学的に効果や安全性が立証されていない、イボの「都市伝説」のようなものです。「信じるか信じないかはあなた次第」です。
しかしながら、首は目立つところなので、万が一失敗して跡が残ってしまったりしたら大変です。首イボをキレイに確実に治したいという方は、やはり皮膚科に行ったり、イボ用の薬やコスメで対策していくことをおすすめします。
以上、「首イボ都市伝説!~民間療法等について~」の解説をさせて頂きました。