イボには様々な種類がありますが、大きく分けると
・何かしらのウイルスに「感染している」イボ(悪性)
・ウイルスに「感染していない」イボ(良性)
この2種類となります。
「老人性イボ」だけがウイルスに感染していないイボで、そのほかのイボは何かしらのウィルスに感染しているイボです。
この2つを見分ける方法を挙げていきます。
1.イボができた場所で見分ける
このページを見てくださっている方は、おそらく首のイボでお悩みの方が多いと思います。首や顔回りにできたイボのほとんどは、「老人性イボ」ですので、首イボはウイルス感染している可能性はとても低いのです。
↑ 首に多発している老人性イボ
↑ 顔にできた老人性イボ
そして、ウイルス性イボができやすいのは、傷ができやすい場所です。特に、足の裏にできることが多いです。足の裏に多いのは、小さな傷ができやすく、清潔な状態を保つのが難しいことが原因です。しかし、首や顔回りに絶対にできないというわけではありません。特に眉毛を毛抜きで抜いている人や顔回りのうぶ毛の処理をカミソリ等でしている人などは、顔に小さな傷が常にある状態なので感染する可能性があります。
↑ 足の裏にできたウイルス性イボ
↑ ウイルス性イボは顔回りにできることもあります。
2.イボの経過で見分ける
イボを治療しないで放置した場合はどうなるのでしょうか。
・老人性イボの場合
少しずつ大きくなったり、色が濃くなったりする。
・ウィルス性イボの場合
全体に広がっていき、ほかの部分にもうつる。
イボが広範囲に広がるようであれば、ウィルス性のイボである可能性が高いです。
そして、あまりにも急激に大きくなったり、イボの形がいびつになったりする場合には、イボではなく皮膚ガンなどの危険な病気である可能性がありますので、すぐに病院へ行くようにしてください。
実は、老人性イボとウィルス性イボを見分ける方法は、このくらいしかありません。
素人目では確実に見分けるということはできないのです。ですので、早く治したい方やご自身のイボが何であるか心配な方、そして上記のような危険な病気の症状がある方は、早めに皮膚科で診てもらうのが一番の方法です。
以上、「【首イボ】ウィルス性イボと老人性イボの見分け方」について解説させて頂きました。